書籍紹介 【走る道化、浮かぶ日常】

読書

こんにちは。さわらノーロードです。

突然ですが皆さん、ナンって知ってますよね?あのインドの。

ナンって実はパンの仲間ではなく麺類に分けられるそうです。驚きですね。

そもそもは「麺」という漢字の語源なんですが、字を見てわかる通り

「面」が含まれていますよね。

もともとの「麺」の定義って、小麦を平たく面状に伸ばしたものを意味しているので、

実はラーメンやうどんのような細長いものよりナンのほうが「麺」の定義上では

より近い形をしているといえます。

嘘です。ナンは麺ではありません。しかしそれっぽい説得力がありますよね。

そんな言葉や文章に引き込まれてしまうエッセイがこちらです。

http://走る道化、浮かぶ日常 (単行本) https://amzn.asia/d/d3fC6r1

芸人 九月さんhttps://twitter.com/kugatsu_mainのエッセイ「走る道化、浮かぶ日常」です。

上のナンは麺の話はご本人のXでも紹介されています。

作者紹介

京都大学出身のピン芸人、九月さん。普段はひたすらコントをYoutubeにあげています。

48時間軟禁状態でコントをし続けるライブをするなど、ちょっと(かなり)ぶっ飛んだ人です。

読むラジオ(https://twitter.com/kugatsu_readio)というリスナー(?)さんからのお便りに

コントを添えて返すなど、独特な世界観を展開しています。

普段小説やエッセイを読まない私がなんでこの本を読んでみたかというと、

九月さん、実は高校の同級生なんです。その節はお世話になりました。

◆センスがいい

こんなこと書くと怒られてしまうかもしれないですが、このエッセイはとても

センスがいい

と思いました。

日常感じていること、感じていたことなどが筆者のセンスが詰まっています。

エッセイって少し気取った言葉や尖った世界観を押し付けてきがち(知らんけど)ですが、

この本は思いもよらず共感してしまったり、ついつい納得してしまうような

そんないわゆる日常が描かれています。

タイトルの通り、日常が浮かんでくるような、そんな一冊です。

◆本なんか読んでないで走ったほうがいい

あれ?筋トレ雑誌だっけ?

いえいえ、エッセイ集です。

この本を読み終わるころには

「ちょっと本なんか読むのやめて走ってみようかな」

と思わされました。これは筆者からの熱いメッセージでもあります。

あれ?走るのは道化なんじゃないっけ?俺が走るんだっけ?

まぁとにかく本を置いて走り出したくなりました。

わりに

エッセイなのであまり内容を書き過ぎるとネタバレになってしまうので、

もし興味を持ったらぜひ書店で手に取ってみてください。

帯見て、

(お、小沢さん、、、、服を脱いでさらにもう一枚薄皮を、、、、???)

と変な想像をしないようにお気をつけください。

それでは、お付き合いいただきありがとうございました。

さわら

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